2016年2月21日日曜日

売る / You can sell them

捨てる生活を送っている が, 「捨てるにはちょっと惜しい」ものがある.そこで売る方法はないかといろいろ探し,現在, メルカリ楽天オークション を利用している.これらを利用して, あらためて勉強になったことがあったので,列記しておく.

共通事項

  • あらためて,商売の楽しさ,難しさ,奥深さを実感した.社会生活を営んでいる以上, 人とお金のやり取りをして生きてはいるが,あまり生々しいお金のやり取りからは少し 遠い生活をしていた.でも自分で値段を付け,相手に発送し,利益を確保するという 生々しいお金のやり取りを (少額ではあるが) することで,商売の実体みたいなものを あらためて体感できた.
  • ものを大切にするようになった.売れるようにするためには,なるべく価格を下げる 必要がある.すると発送時の封筒や梱包のプチプチも,どうやって節約するか? と考える ようになった.今まで捨てていたようなビニール袋や段ボール箱も,きちんと取っておく ようになった.
  • あらゆるものに価値があることを実感した.例えば「自作の詩を色紙に書いたもの」 とか「要望に応じた小説」などが売りに出ることがある.どんなものでも,うまく価値を PR することで商品になりうることを勉強した (私自身も,壊れた時計を出品して 売れたことがある)
  • 時間を制するものが全てを制する.出品したらセカセカせずに,のんびり推移を見守るのが 吉のような気がする

メルカリ

  • スマホでの利用に特化していて,非常に使いやすい
  • 利用者は女性が多いような気もするが,男性ものでもそれなりに買い手が付く
  • ガイドが丁寧.特に,送るものの形状と発送料金の説明は分かりやすく,それを見るだけでも アプリをインストールする価値があると思う
  • ヤマト運輸と提携している「らくらくメルカリ便」は,送り先によらず,荷物のサイズと重さだけで 料金が決まるので,「送料込み」の商品設定をしやすい.

楽天オークション

  • 最低 1 円 (+ 送料) から料金設定ができる
  • オークションの期間や,期間内に入札が無かった場合に再出品するか否かなど, 細かい設定が可能
  • ポイントを使うことで,自分の商品を目立たせることができる (資本主義の論理だ)

これで生計を立てている訳ではないので,「捨てようと思ってたものが売れたらラッキー」くらいの 気持ちで続けていきたい.

捨てよう / Throw them away

もう 2 月だが,今年は「捨てよう」と思って 1 年をスタートした.家でも職場でも モノが多いし,黙っていても郵便物や何やらでモノは増える.ならば,意識して捨てないと 身の周りは不要なもので溢れてしまう.ただ,単に「捨てよう」と思ってもなかなか捨てられない ので,一工夫した.

年始より,家でも職場でも毎日何か 1 つ捨てようと決めた.そして,捨てたものを メモ帳に記す (見える化だ).捨て忘れるとメモ帳に空欄が生じるので,それを回避する ために捨て続けることができる.「何か 1 つ」は何でも良いことにして,家電のように 大きなものでも良いし,紙 1 枚という小さなものでも良い.「毎日捨てる」ことだけ 意識しているが,今のところ継続できている.

捨て続けることで,少しずつ考え方が変わってくる.毎日何か捨てようとすると, そのうち「その日になって捨てるものを探す」では追いつかなくなってくる.なので 計画的に捨てることを考えるようになる.例えば時間のあるときに,ある棚の「要 / 不要」の 識別だけしておいて,不要のものを少しずつ捨てていくとか,パソコンや家電のように捨て方が よく分からないものは事前に廃棄方法を調べるなどである.今まで「要 / 不要を判断する 時間がない」とか「捨て方が分からない」といって溜まっていった不用品も,この方法に よって少しずつ減らすことができるようになった.

また,現状の「要 / 不要の判断基準」で一巡すると,今度は「判断基準」を厳しくしないと 捨てるものが出てこない.このようにして最後に残るものが,本当に大事なものなのだろうと 思う.その域にたどり着くのは,果たしていつになるのだろう‥