2016年9月11日日曜日

Fitbit One に学ぶ人材育成

Fitbit One をつけて, 日々, 生活を 送っている. これがなかなか良くできていて, 上手に運動する気にさせてくれる. では, 何が良いのか? ということを考えると, 人材育成にも 通じるところがあったので, 忘れる前に記録しておく.

起動時のメッセージ
Fitbit One をどこかにしばらく置いておき, その後に手に取って服に装着すると, 「FASTER」「ROCK ON」「CLIMB IT」などのメッセージが 表示される. 加速度の変化を認識し, プログラムに従ってメッセージを表示しているだけということは分かっているが, ちょっとだけいい 気分にさせてくれるし, 単なる機械に親近感すら感じてくる.

人間関係においても, 特に用事がなくてもたまには声を掛けることで, 「あなたを認識してますよ」というメッセージになる, という ことだろう.

事実を毎日フィードバックする
Fitbit One で測定された歩数などのデータはスマホ経由でクラウドに保存され, 目標の達成度合いなどが記録に残り, ときどき 「もう少しで目標達成です」とか「目標を達成しました」などのフィードバックが来る (Bluetooth で常時スマホと繋がっていれば, 毎日 フィードバックが来るのかもしれない). 運動の状況に無関係に「頑張っていますね」などと言われるよりは, 事実に基づいてフィード バックが来ることで, 例えば目標未達なら「もう少し頑張ってみよう」という気になるなど, プラスの変化が生まれる.

人を褒めるときや注意するときも, 「事実に基づく」と「間隔を空けない」ということが大事だと思う.

コツコツやれば達成できる目標を (も) 設定する
Fitbit One を装着し始めてからの通算の移動距離などがある値になると, 「バッジ」が貰える. 1 日の移動量の目標値は, 人によっては クリアできない場合もある (私は 1 日 15,000 歩はクリアしたが, 次の 20,000 歩はしばらくクリアできる気がしない). でも通算の移動距離は, 続けてさえいればいつかは達成できる. このようにいろんな種類の動機付けをすることで, 飽きずに運動を続けることができるようになっている.

目標というと, 企業における「単年度売上げ」のように瞬発力系の目標が多い. それはそれで重要だが, それ以外の視点の 目標も併用することで, 努力を続けやすい仕組みを考える必要があると思う.